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● 日本初の「市長選ローカルマニフェスト型公開討論会」(於・横須賀市)で池田専務理事がコーディネーターを務めました(6月15日)

6月15日、19時から21時まで、神奈川県横須賀市のヨコスカ・ベイサイド・ポケットにおいて、横須賀市長選挙のローカル・マニフェスト型公開討論会「『集え志民! 自ら作る魅力ある横須賀』〜横須賀市長選挙 ローカル・マニフェスト型公開討論会〜」が行われました。これは、ローカル・マニフェストを使った市長選公開討論会としてはわが国第1号です。

当日は、立候補を予定している4名のなかから3名の候補予定者が出席、JPFの池田健三郎専務理事がコーディネーターを務めました。会場には雨模様にもかかわらず、350名の参加者が詰めかけました。

この公開討論会は、従来型の公開討論会や、本年3月に千葉県知事選挙で行われた「選挙運動期間中の合同個人演説会」としてのマニフェスト型公開討論会とも違い、選挙告示前に、地方の首長選挙において、候補予定者にマニフェストの提示を求め、そのマニフェストの記載内容に基づいて公開討論会を進めるという「ローカル・マニフェスト型公開討論会」として行われました。それと同時に、この討論会は、公開討論会で累計900回を超える実績を持つリンカーン・フォーラムの『ローカル・マニフェスト型公開討論会マニュアル』に基づいた全国初の公開討論会でもあります。

ローカル・マニフェスト型の公開討論会では、マニフェストを事前に精緻に分析し、各候補予定者に質問事項を投げかける必要があり、政策を巡る討論やローカル・マニフェストの特性に熟知しているコーディネーターが必要となります。

今回は、こうした前例のないタイプの公開討論会ということから、主催者である社団法人横須賀青年会議所の要請を受け、JPFから池田専務理事がコーディネーターとして参加しました。

池田専務理事は、横須賀市固有の問題である財政問題、美術館建設問題、キティホーク退役後の横須賀基地問題を中心に、マニフェストに必須の「期限はいつまでか」、「財源は何か」など、約2時間にわたって具体的内容を候補予定者に質問するとともに、候補予定者相互の討論の仕切りを行いました。

JPFとしては、今後も関係各団体と密に連携を保ちながら、引き続き、ローカル・マニフェスト型公開討論会のさらなる推進に向けて取り組んでいきます。【文・永井裕二研究員補】